予防接種
予防接種

など詳しくは当院までご連絡ください。
インフルエンザウイルスが病原で起こる疾患です。A型、B型、C型の3種類があります。潜伏期は1~3日くらいで、患者が咳をしたりするとウイルスが空中を浮遊し、それを人が吸い込むことで感染します。治療は症状出現後2日以内に開始します。
インフルエンザワクチンの予防接種である程度は防げますが、その年によって流行する菌の型が違うため万能ではありません。体の弱い人は、流行している時に人混みに出るのを控えた方がよいでしょう。
予防接種を受けられない方、注意が必要な方
「2期」は、9歳以上、13歳未満に接種対応しております。
11歳【定期接種】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワクチン名 | 二種混合(DT)(不活化ワクチン) |
| スケジュール | 11歳から開始(標準的には11歳以上、13歳未満)します。 接種は1回です。 13歳未満に接種を完了しましょう。 |
予防接種当日の注意点(受けることができないケース)
持ち物
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。
これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
対象者
実施時期
通年
実施場所
京都市予防接種協力医療機関
接種方法
予防接種協力医療機関にて予約方式で行います。
接種日当日には、年齢の分かるもの(マイナンバーカード等)をお持ちください。
料金
| 生ワクチン | 4,000円 |
|---|---|
| 不活化ワクチン | 18,000円/回 |
不活化ワクチン接種の場合、2回接種のため料金は計36,000円となります。
ただし、生活保護受給者・中国残留邦人等支援給付受給者は生活保護等受給証明書を提出することにより接種費用が無料になります。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
帯状疱疹ワクチンとは
帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、不活化ワクチン(GSK社:シングリックス)の2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
| 生ワクチン (乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」) |
不活化ワクチン (シングリックス) |
|
|---|---|---|
| 接種回数(接種方法) | 1回(皮下に接種) | 2回(筋肉内に接種) |
| 接種間隔 | ― | 通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種 ※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。 |
| 交互接種 | 不可 (いずれか片方のワクチンのみ) |
― |
| 予防効果 (接種後1年時点) |
6割程度 | 9割以上 |
| 予防効果 (接種後5年時点) |
4割程度 | 9割程度 |
| 予防効果 (接種後10年時点) |
― | 7割程度 |
※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、不活化ワクチンは9割以上と報告されています。
HPVワクチンとは
HPV(ヒトパピローマウイルス:Human Papillomavirus)は、主に性的接触によって感染するウイルスで、性的接触のある女性であれば50%以上が障害で一度は感染すると言われている、一般的なウイルスです。HPVには100種類以上の型がありますが、その一部が子宮頸がんや肛門がん、中咽頭がん、尖圭(せんけい)コンジローマなどの原因となることがわかっています。特に子宮頸がんの発症にはHPV感染が深く関係しており、感染予防がとても重要です。
HPVワクチンは、このウイルスの感染を予防するためのワクチンです。HPV感染は自覚症状がないことが多く、知らないうちに感染しているケースもあります。ワクチンによって感染を予防することで、将来の子宮頸がんなどのリスクを大きく減らすことができます。世界中で接種が進められており、日本でも定期予防接種の対象に含まれています。
ワクチンの種類
HPVワクチンには以下の3種類があります。いずれも発がん性の高い型を対象としていますが、対応するウイルスの型数が異なります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2価ワクチン(サーバリックス®) | HPV16型・18型の感染を予防します。子宮頸がんの主な原因型です。 |
| 4価ワクチン(ガーダシル®) | 16型・18型に加え、6型・11型の感染を予防します。6・11型は尖圭コンジローマの主な原因となります。 |
| 9価ワクチン(シルガード9®) | 4価ワクチンの対象型に加え、31・33・45・52・58型にも対応します。より広い型を予防できるため、現在日本ではこのワクチンの接種が広く行われています。 |
いずれのワクチンも、がんの予防効果が高く、安全性も確認されています。
対象
日本では、HPVワクチンは小学校6年生〜高校1年生相当の女子が無料(公費)で接種できます。
2022年からは男性への接種も推奨されています。
また、接種機会を逃した方には「キャッチアップ接種(無料)」もあります。対象の方はご相談ください。
接種時期と回数
HPVワクチンは、初回接種から半年程度の間に複数回接種することで十分な免疫が得られます。
・2回接種(主に15歳未満)
初回と2回目を6か月以上あけて接種します。
・3回接種(15歳以上)
初回 → 2か月後 → 6か月後のスケジュールが基本です。
接種スケジュールはワクチンの種類によっても異なりますが、推奨されている間隔を守って完了することが重要です。感染前に接種することで最大の予防効果が得られるため、できるだけ早い時期の接種が勧められています。
副反応について
HPVワクチンの副反応(副作用)は、ほかのワクチンと同様に一時的な症状が多く見られます。主なものは以下の通りです。
・接種部位の痛み・腫れ・赤み
・発熱
・頭痛・倦怠感
これらの症状はほとんどの場合、数日以内に自然におさまります。
まれに強いアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがありますが、接種後は医療機関で一定時間観察することで、万が一の場合にも迅速な対応が可能です。
費用
定期接種の対象となる年齢(小6〜高1相当の女子)は、無料(公費負担)で接種できます。
また、対象年齢を過ぎた方も、自費で接種を受けることが可能です。
費用は医療機関やワクチンの種類によって異なりますが、目安としては以下の通りです。
・1回あたり:2〜3万円前後
・接種回数:2〜3回
公費対象となる場合は自己負担はありませんが、自費接種の場合は合計費用が数万円になることもあります。自治体によっては補助制度がある場合もありますので、詳細はお住まいの地域の自治体や医療機関にご確認ください。
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